2020年3月29日、新型コロナウイルス感染症により亡くなった志村けんさん。
NHK連続テレビ小説「エール」では小山田耕三役を熱演していましたが、途中降板という形に。
今回志村けんさんの代役として沢田研二さんが抜擢されましたが、実はもともと志村けんさんと交流が深い方で、過去には志村けんさんとコントをしたこともあるとか。
中でも面白いと話題のコントが「鏡コント」ですが、様々なエピソードがあるようです。
そこで今回は、沢田研二さんと志村けんさんの「鏡コント」秘話について調査していきます。
沢田研二と志村けんの「鏡コント」とは?
志村けんさんと沢田研二さんはお顔立ちもそっくりであったことから、この「鏡コント」をすることになったそうです。
この「鏡コント」はその名の通り、2人が全く同じ動きをするもの。
沢田研二さんは「ジュリー」の愛称でとても人気があり、そのかっこよさから女性ファンが多かったそう。
そんな沢田さんが全力で挑むコントは「かっこいいアイドル」のイメージとのギャップもあってか、大ウケしていたようです。
志村けんさんと沢田研二さんの秘話エピソードとは?
鏡コントを行うにあたり、志村けんさんと沢田研二さんとの間にはどのようなエピソードがあったのでしょうか。
デビュー当初から仲が良い
志村けんさんと沢田研二さんは年齢も1つ違い、デビュー時期も同じ、さらに同じ事務所に所属していたこともあり、デビュー当初から仲が良かったそうです。
志村けんさんはデビュー当初の1972年、「マックボンボン」というコンビを組んでいましたが、沢田研二さんのコンサートの前座を務めるなど、仕事上での関りが多かったそう。
1974年、志村さんが「ドリフターズ」に加入後も、沢田研二さんとの関りは多く「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などでも共演しています。
「8時だョ!全員集合」が終了すると、お互いにテレビへの出演は減ってしまったそうですが、2001年にはNHKの番組で久々に共演し「東村山音頭」を一緒に歌ったり、ラジオ番組『ジュリけん』を一緒にやっていたようです。
さらに、2003年には沢田と志村の両方が主役として、舞台「沢田・志村のさぁ、殺せ!!」でも共演。大人気の舞台だったようです。
この舞台も沢田さんの希望で志村さんとの共演が実現したとか。
少ないものの、再び共演する機会が増えた2000年以降は、プライベートでの付き合いもあり、お酒を飲むこともあったそう。
お互いに尊敬しあっている
志村さんはおお笑い界、澤田さんは歌手としての道を突き進んできた方。
デビュー時期からお互いに切磋琢磨しあう存在でもあったようです。
志村けんさんは尊敬するアイドルとして沢田研二さんの名前を挙げ、沢田さんも志村さんのお笑いに対する向き合い方を尊敬していたよう。
「鏡コント」は鏡のように2人が同じ動きをするだけの、シンプルなコントですが、息が合っていないと難しいコントです。
沢田研二のプロフィール
氏名:沢田研二(さわだ けんじ)
生年月日:1948年6月25日(71歳)
出身地:京都府
最終学歴:京都府立鴨沂高等学校中退
沢田さんが芸能界に足を踏み入れるきっかけとなったのは1965年、サンダースのリハーサル中に声をかけられ歌ったのがきっかけでローディーになったことだそう。
1967年にデビューし、大人気となった沢田さん。
レコード大賞歌唱賞や日本歌謡大賞大賞、日本レコード大賞大衆賞など、数々の賞を受賞しています。
2020年3月にもシングル曲を発売するなど、精力的に活動されています。
志村けんさんの代役として、NHK連続テレビ小説の小田山耕三役を、2020年12月公開予定であった「キネマの神様」では代役として主演を務める予定となっています。(公開は2021年となる予定)
志村けんさんの代役を務めることになった沢田さんはこのように発言しています。
「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」
引用元:読売新聞
仲が良く、尊敬しあう中だったからこそ、代役を引き受けるのはとても悩んだのではないでしょうか。
沢田研二さんが演じる役柄も、とても楽しみですね。
まとめ
志村けんさんと沢田さんの交流は40年以上だったようです。
お互いに尊敬しあっていたからこそ、沢田さんも「かっこいいアイドル」のイメージを捨てて取り組んだコントだったのではないでしょうか。
志村さんの代役として演じることとなるドラマや映画。
沢田さんの渾身の演技も楽しみですね…!