二代目の中村吉右衛門さんは歌舞伎界の重鎮であり、人間国宝に認定されています。
歌舞伎役者として人気を博し多くのファンを抱えていますが、その声も魅力的。
など、声だけでも圧倒的な存在感だったようです。
最近、そんな「声」に張りがなく心配の声が上がっているようです。
そこで今回は、中村吉右衛門さんの声の魅力や、最近の体調についても調査していきます。
中村吉右衛門の声がヤバい!
中村吉右衛門さんといえば歌舞伎界には欠かせない人物で、2011年には人間国宝(重要無形文化財)に認定されるほどの重鎮。
テレビや映画の時代劇でも活躍し、2013年からは日本テレビの「心に刻む風景」のナレーションも務めています。
声だけでも表現力が素晴らしく、多くのファンを抱えているようです。
久々中村吉右衛門さんの声が聞けたんだけど一瞬で優しい声から恐ろしい声になるのすごいな流石って感じ
— めめんと・頓服 (@alchmistonpuku) January 3, 2021
「心に刻む風景」
中村吉右衛門さんの
声が素敵— fumimyn (@1fumimyn) September 20, 2017
中村吉右衛門さんの声の魅力とはいったいどのようなものなのでしょうか。
中村吉右衛門の声の3つの魅力とは?
中村吉右衛門さんの普段の声も、声質が落ち着いており渋みがありますね。
声質もさることながら、演技をする上でも声の表現力が素晴らしいようです。
⑴声の深みがすごい!
歌舞伎役者だけあって、声は良く通っているのがよくわかります。
表情はほとんど変わっていないのにも関わらず、声には力と張りがありますね!
⑵声の渋さがヤバい
この一言で登場するこちらの動画。
「鬼平犯科帳」は火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官である長谷川平蔵を主人公とする時代劇。
この主人公を中村吉右衛門さんが演じています。
江戸時代に主に重罪である火付け(放火)、盗賊(押し込み強盗団)、賭博を取り締まった役職。
引用元:Wikipedia
中村吉右衛門さんの声は、部下を従える上に立つものとしての重み、更に数々の経験から出てくる渋みが声から伝わってきますね。
⑶声の表現力がすごい
こちらも「鬼平犯科帳」のワンシーン。
3分20秒のところから中村吉右衛門さんが登場します。
ため息交じりのセリフには「面倒くささ」や緊張感のぬけた声となっており、声を聴くだけで場面を想像することが出来ます。
また、11分30秒付近のところでは酒をのみ、笑顔の主人公が登場します。
一方で38分20秒で登場する主人公の長谷川はとても説得力のある声へと変わっています。
ここでは主人公の長谷川平蔵の20年前の剣友でもあり、浪人盗賊へ変わってしまった長沼又兵衛を諫める場面です。
こうした素晴らしい表現力が高く評価されているようです。
声の張りが無くて病気だった?
2021年3月29日、中村吉右衛門さんが都内のホテルのレストランで倒れ、救急搬送されたというニュースが報じられました。
中村さんは2019年も体調不良のため、9月に出演予定だった歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」を休演しています。
また、2019年12月に公演された新作歌舞伎の「風の谷のナウシカ」では、声のみの出演となっており、前々から体調が心配されていたようです。
中村吉右衛門さん、声どうしたの?
— あすか (@51asuka31) March 24, 2021
中村吉右衛門さん、声に力がなくて、まるで違う人みたいで心配。
— ぼんぢり@あつ森は一応別アカ (@sio_bon) March 10, 2021
心に刻む風景
中村吉右衛門さん、危うい声してるな…— うっかりジョン兵衛 (@sukehati34) December 30, 2020
きのうのミニ番組「心に刻む風景」をたまたま見ていたんだけど、中村吉右衛門さんの声に明らかにハリがなく、弱々しかった。最近はいつもこうなのかな。
— 第2893号 (@kozukatanohibi) March 4, 2021
まとめ
中村吉右衛門さんは歌舞伎としての演技力はさることながら、声の魅力も沢山持っている方のようです。
体調不良のため、救急搬送されたとのことですが、体調が回復されて元気な姿を見ることを祈るばかりですね。